2018年04月08日
台湾・3日目(3/19) その2
台湾忘備録の続きです。
約束の10分前なのにエレベーターホールでウェルカムボードを持って佇んでいた林さん。
彼は30代前半の穏やかそうな青年でした。
流暢な日本語でご挨拶。
すぐにタクシーに誘導してくれます。
車は三菱ミラージュ。
小型ですがタバコ臭もなく乗り心地もよく、何より日本人好みに空調を緩めていてくれたのが好印象で。(台湾は建物内、車内は冷房を寒いほど効かせるのが通常なのです)
本日のリクエストを確認していざ出発。
そうそう、今日は最後に松山夜市に行く予定で伝えていたのですが、『初日の夜市がいい!』と義母の熱烈コールでまた士林夜市に行く事にしたのです。
そんな急な変更にも笑顔で答えてくれる林さん。
日本の会社で3年働いたことのある彼は標準語で丁寧にお話をしてくれます。
助手席に乗った夫とは意気投合したようで、色々な話をしていましたよ。
さて松江南京から車で1時間。
まず着いたのは『十份瀑布』
ガイドブックで見る限り期待はしていなかった滝ですが、一応コースに盛り込んでいたのです。
滝に向かう、しかーし、その前に駐車場が大混雑( ̄▽ ̄;)
少ししかない駐車場、狭い道。
日本から『台湾ナビ』のネット予約でチャータータクシーがベンツで嬉しかったと言うクチコミもありましたが、私はこの時ミラージュでラッキーとしみじみ思いました。
小回りが利いて狭い道もスイスイでしたから。
林さん、運転になれている様子でギリギリの離合もバッチリ!
こちらがヒヤヒヤしたものですが難なくこなして駐車場を確保します。
そして思いのほか十份瀑布も見応えがあって。
記念写真もたくさん撮って、マイナスイオンをたっぷり浴びました。
ただ、坂道を上がったり、階段の昇り降りが多くて義母は少し辛かった様子。
ずっと手を繋いで歩きました。
ご高齢者や足の悪い方は避けた方が良いコースですね。
滝を堪能したらそこから車で更に15分、十份の町に到着です。
町に着く前から、空に舞う無数のランタンが目に飛び込んできます。
3人で『おおーっ!!!』。
そして夫が素朴な疑問を。
『あのランタンが落ちて山火事になったりしないのですか?』
これに林さんが一言。
『よくありますねー。』
えっ!?
よくある!?
山火事に?
確かに途中の山には何ヶ所か、木のない禿げた斜面がありました。
しかし、貴重な観光収入源なので止められないとか。
うーん、民間と行政のせめぎ合いでしょうか?
そんな話聞いても、それでもランタン飛ばすけど。→鬼。
駐車場に車を停めて少し歩くとすぐに線路沿いの小さな小さな町に出ました。
ここが十份の観光地。
線路を挟んでのギリギリの土地に何件もの天燈屋さんが並んでいます。
その中の1軒に林さんが案内してくれました。
3人で4つのお願いごとを書ける天燈を選びます。
お願いごとは……。
内緒ですよ(笑)
大きな天燈に墨で願い事を書き、火を灯して天に向かって放ちます。
わーい、どんどん上がっていく.+*:゚+。.☆
天まであがれ~、我が家の野望(笑)
その様子を林さんとお店の人が写真と動画で撮ってくれました。
これもいい思い出.+*:゚+。.☆
ありがとうございました♡
十份の町ではもうひとつ、夫の目的がありました。
街並みギリギリを通る電車の写真を撮ることです。
1時間に1本しか入ってこない電車を、町中を散策しながら待ちます。
途中、買い食いしたりお土産屋さんを冷やかしたり。
そうそう十份の町には、ちゃんとご飯を食べられるようなお店がありません。
ご飯は他所で済ませてくることをオススメします。
ウロウロしていたらあっという間に1時間経ちました。
ピピーッ!
駅員さんが笛を吹くと、線路の上から人々が散っていきます。
電車が入ってくるようです。
……おおーォォオオー!!ヽ(゚ω゚ヽ)(ノ゚ω゚)ノ オオォォー!!
本当にギリギリを通ってくる!
面白い!
これまた林さんが動画を撮ってくださいました。
夫はひたすら写真撮影。
私は義母と動画に収まります。
面白ーい!
通り過ぎていく電車を見ると中はすし詰め状態!
タクシーチャーターしてて本当に良かったとしみじみ思いました( ̄▽ ̄;)
そうそう、ここ十份の町の線路内、本当は立ち入り禁止なのだそうです。
確かに『進入禁止』の看板が。
ただ観光で人気が出てしまって、暗黙の了解の様になってしまっているのだそうです。
なので皆さん、十份の町では電車事故にはくれぐれも気をつけて。
線路内に不法侵入しているのはこちらなのですから……( ̄▽ ̄;)
天燈上げと電車の写真撮影が終わったので、いざ次は九份の町!
雲行きの怪しくなってきた夕暮れ道をタクシーは走ります。
移動すること1時間。
着きました、九份の町……。
うぎゃー!
大渋滞!
しかし、ここで林さんの目がキラりーんと光ります!
実はお父様の地元がこの界隈だったという林さん、抜け道を知り尽くしていたのです。
細い道をミラージュが走ります。
あっという間に九份の町の上方に。
小学校のある所に降ろしてもらい、そこから細い階段道を降って街並みを観光していきます。
がっ!
月曜日にも関わらず、身動きが取れないほどの大渋滞。
身の危険すら感じます。
家族で何とかはぐれないように階段道を下り、目指すのは『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになったお茶屋さん。
しかし……
牛歩の歩みで進まない……。
何とかお茶屋さんにたどり着きますが、次は席待の行列が。
並ぶこと15分、ここでやっと一息つけます。
義母もかなり疲れた様子。
席に着くなり『はぁー』と大きな溜息が( ̄▽ ̄;)
今日のコースは歩きが多かったかな?
ごめんね、お義母さん(•́ε•̀(;ก)
ここでは台湾式お手前で、台湾高山茶とお茶菓子を頂きます。
んー、美味しい。
疲れた体染み渡りますね。
ゆっくりと窓から暮れゆく空を眺めます。
提灯に灯りも灯り始めました。
わー、これこれ、この眺め。
うん、私の中のthe台湾(笑)
ガイドブックに載っているわかり易い風景です。
この景色には義母の反応はイマイチ。
景色よりも人の多さに疲れた様子です。
個人ツアーなので時間はたっぷり、ゆっくりと寛ぐことができます。
しばらくお茶をたのしんだら、再び雑踏のなかへ。
でも、あれ?
思ったより人が少ない。
そう、このお茶屋さん界隈が鬼混みなだけで、そこからの下りは意外と人は少なかったのです。
あー良かった。
待ち合わせ場所で林さんに拾ってもらい、次の目的地、士林夜市に向かいました。
士林夜市では、元気を盛り返した義母が爆食!
夫は初日にお腹を下したことを気にしてか、そろそろとおかずを慎重に選びながら食べていましたよ。
林さんのオススメ、牛肉麺をチョイスしていました。
私も最後の台湾ご飯、悔いのないように爆食。
臭豆腐にも挑戦しました!(林さんが絶対に美味しいからとオススメしてくれていたので)
臭い!
確かに猛烈に臭い!!!
でも……
美味しい♥(ˆ⌣ˆԅ)
何だろう?
厚揚げの味の濃厚なやつ的な?
台湾醤油とよく合います。
しかし夫と義母は臭いでNG。
結局、臭豆腐は私一人で平らげました(笑)
他には大海老の炒め物、初日に食べたカニの唐揚げ、焼きビーフン。
前の果物屋さんでスイカジュース、パイナップルジュースもテイクアウトして爆飲。
タポタポのお腹を抱えてホテルに帰りました。
明日の朝は3時50分にピックアップ。
今日が最後の台湾です。
義母も楽しめた様子。
大満足の家族旅行はこうして終わったのでした。
追記
日本に帰ってからとある事で林さんに連絡を取った所、林さん大感激してくれて『今度は友達として台湾を案内したい!友達になってほしい』と言っていただけて。
早速ラインで繋がりました。
ありがたい限りです。
異国のお友達、嬉しいですね.+*:゚+。.☆
約束の10分前なのにエレベーターホールでウェルカムボードを持って佇んでいた林さん。
彼は30代前半の穏やかそうな青年でした。
流暢な日本語でご挨拶。
すぐにタクシーに誘導してくれます。
車は三菱ミラージュ。
小型ですがタバコ臭もなく乗り心地もよく、何より日本人好みに空調を緩めていてくれたのが好印象で。(台湾は建物内、車内は冷房を寒いほど効かせるのが通常なのです)
本日のリクエストを確認していざ出発。
そうそう、今日は最後に松山夜市に行く予定で伝えていたのですが、『初日の夜市がいい!』と義母の熱烈コールでまた士林夜市に行く事にしたのです。
そんな急な変更にも笑顔で答えてくれる林さん。
日本の会社で3年働いたことのある彼は標準語で丁寧にお話をしてくれます。
助手席に乗った夫とは意気投合したようで、色々な話をしていましたよ。
さて松江南京から車で1時間。
まず着いたのは『十份瀑布』
ガイドブックで見る限り期待はしていなかった滝ですが、一応コースに盛り込んでいたのです。
滝に向かう、しかーし、その前に駐車場が大混雑( ̄▽ ̄;)
少ししかない駐車場、狭い道。
日本から『台湾ナビ』のネット予約でチャータータクシーがベンツで嬉しかったと言うクチコミもありましたが、私はこの時ミラージュでラッキーとしみじみ思いました。
小回りが利いて狭い道もスイスイでしたから。
林さん、運転になれている様子でギリギリの離合もバッチリ!
こちらがヒヤヒヤしたものですが難なくこなして駐車場を確保します。
そして思いのほか十份瀑布も見応えがあって。
記念写真もたくさん撮って、マイナスイオンをたっぷり浴びました。
ただ、坂道を上がったり、階段の昇り降りが多くて義母は少し辛かった様子。
ずっと手を繋いで歩きました。
ご高齢者や足の悪い方は避けた方が良いコースですね。
滝を堪能したらそこから車で更に15分、十份の町に到着です。
町に着く前から、空に舞う無数のランタンが目に飛び込んできます。
3人で『おおーっ!!!』。
そして夫が素朴な疑問を。
『あのランタンが落ちて山火事になったりしないのですか?』
これに林さんが一言。
『よくありますねー。』
えっ!?
よくある!?
山火事に?
確かに途中の山には何ヶ所か、木のない禿げた斜面がありました。
しかし、貴重な観光収入源なので止められないとか。
うーん、民間と行政のせめぎ合いでしょうか?
そんな話聞いても、それでもランタン飛ばすけど。→鬼。
駐車場に車を停めて少し歩くとすぐに線路沿いの小さな小さな町に出ました。
ここが十份の観光地。
線路を挟んでのギリギリの土地に何件もの天燈屋さんが並んでいます。
その中の1軒に林さんが案内してくれました。
3人で4つのお願いごとを書ける天燈を選びます。
お願いごとは……。
内緒ですよ(笑)
大きな天燈に墨で願い事を書き、火を灯して天に向かって放ちます。
わーい、どんどん上がっていく.+*:゚+。.☆
天まであがれ~、我が家の野望(笑)
その様子を林さんとお店の人が写真と動画で撮ってくれました。
これもいい思い出.+*:゚+。.☆
ありがとうございました♡
十份の町ではもうひとつ、夫の目的がありました。
街並みギリギリを通る電車の写真を撮ることです。
1時間に1本しか入ってこない電車を、町中を散策しながら待ちます。
途中、買い食いしたりお土産屋さんを冷やかしたり。
そうそう十份の町には、ちゃんとご飯を食べられるようなお店がありません。
ご飯は他所で済ませてくることをオススメします。
ウロウロしていたらあっという間に1時間経ちました。
ピピーッ!
駅員さんが笛を吹くと、線路の上から人々が散っていきます。
電車が入ってくるようです。
……おおーォォオオー!!ヽ(゚ω゚ヽ)(ノ゚ω゚)ノ オオォォー!!
本当にギリギリを通ってくる!
面白い!
これまた林さんが動画を撮ってくださいました。
夫はひたすら写真撮影。
私は義母と動画に収まります。
面白ーい!
通り過ぎていく電車を見ると中はすし詰め状態!
タクシーチャーターしてて本当に良かったとしみじみ思いました( ̄▽ ̄;)
そうそう、ここ十份の町の線路内、本当は立ち入り禁止なのだそうです。
確かに『進入禁止』の看板が。
ただ観光で人気が出てしまって、暗黙の了解の様になってしまっているのだそうです。
なので皆さん、十份の町では電車事故にはくれぐれも気をつけて。
線路内に不法侵入しているのはこちらなのですから……( ̄▽ ̄;)
天燈上げと電車の写真撮影が終わったので、いざ次は九份の町!
雲行きの怪しくなってきた夕暮れ道をタクシーは走ります。
移動すること1時間。
着きました、九份の町……。
うぎゃー!
大渋滞!
しかし、ここで林さんの目がキラりーんと光ります!
実はお父様の地元がこの界隈だったという林さん、抜け道を知り尽くしていたのです。
細い道をミラージュが走ります。
あっという間に九份の町の上方に。
小学校のある所に降ろしてもらい、そこから細い階段道を降って街並みを観光していきます。
がっ!
月曜日にも関わらず、身動きが取れないほどの大渋滞。
身の危険すら感じます。
家族で何とかはぐれないように階段道を下り、目指すのは『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになったお茶屋さん。
しかし……
牛歩の歩みで進まない……。
何とかお茶屋さんにたどり着きますが、次は席待の行列が。
並ぶこと15分、ここでやっと一息つけます。
義母もかなり疲れた様子。
席に着くなり『はぁー』と大きな溜息が( ̄▽ ̄;)
今日のコースは歩きが多かったかな?
ごめんね、お義母さん(•́ε•̀(;ก)
ここでは台湾式お手前で、台湾高山茶とお茶菓子を頂きます。
んー、美味しい。
疲れた体染み渡りますね。
ゆっくりと窓から暮れゆく空を眺めます。
提灯に灯りも灯り始めました。
わー、これこれ、この眺め。
うん、私の中のthe台湾(笑)
ガイドブックに載っているわかり易い風景です。
この景色には義母の反応はイマイチ。
景色よりも人の多さに疲れた様子です。
個人ツアーなので時間はたっぷり、ゆっくりと寛ぐことができます。
しばらくお茶をたのしんだら、再び雑踏のなかへ。
でも、あれ?
思ったより人が少ない。
そう、このお茶屋さん界隈が鬼混みなだけで、そこからの下りは意外と人は少なかったのです。
あー良かった。
待ち合わせ場所で林さんに拾ってもらい、次の目的地、士林夜市に向かいました。
士林夜市では、元気を盛り返した義母が爆食!
夫は初日にお腹を下したことを気にしてか、そろそろとおかずを慎重に選びながら食べていましたよ。
林さんのオススメ、牛肉麺をチョイスしていました。
私も最後の台湾ご飯、悔いのないように爆食。
臭豆腐にも挑戦しました!(林さんが絶対に美味しいからとオススメしてくれていたので)
臭い!
確かに猛烈に臭い!!!
でも……
美味しい♥(ˆ⌣ˆԅ)
何だろう?
厚揚げの味の濃厚なやつ的な?
台湾醤油とよく合います。
しかし夫と義母は臭いでNG。
結局、臭豆腐は私一人で平らげました(笑)
他には大海老の炒め物、初日に食べたカニの唐揚げ、焼きビーフン。
前の果物屋さんでスイカジュース、パイナップルジュースもテイクアウトして爆飲。
タポタポのお腹を抱えてホテルに帰りました。
明日の朝は3時50分にピックアップ。
今日が最後の台湾です。
義母も楽しめた様子。
大満足の家族旅行はこうして終わったのでした。
追記
日本に帰ってからとある事で林さんに連絡を取った所、林さん大感激してくれて『今度は友達として台湾を案内したい!友達になってほしい』と言っていただけて。
早速ラインで繋がりました。
ありがたい限りです。
異国のお友達、嬉しいですね.+*:゚+。.☆
Posted by amber at 08:20│Comments(2)
│☆観光:台湾
この記事へのコメント
まろさん、こんばんは!
コメントありがとうございます.+*:゚+。.☆
全世界の色々なところに千と千尋の神隠しのモデルと言われている場所がありますよね。
九份も公認ではないらしいですよ(笑)
自称モデル、みたいな?
でも、幻想的な街並みだったのでジブリを抜きにしても見応えはありました。
コメントありがとうございます.+*:゚+。.☆
全世界の色々なところに千と千尋の神隠しのモデルと言われている場所がありますよね。
九份も公認ではないらしいですよ(笑)
自称モデル、みたいな?
でも、幻想的な街並みだったのでジブリを抜きにしても見応えはありました。
Posted by amber at 2018年04月09日 18:34
こんにちは
「千と千尋」の舞台のモデルと言われる建物って多いんですね、何処も見に行った事無いですけど・・・。
長野県富士見町にある地域振興施設「乙事亭(おっことてい)」に宮崎監督の色紙があります、「トトロ」の後、「もののけ」の構想を練っていた頃の物の様です。そこの蕎麦が美味しくて、新蕎麦の時期(11月初旬)には毎年のように妻と食べに行きます。
―余談―
「もののけ」に「ジコ坊」なるキャラがいましたが、長野県では「ハナイグチ」という茸(食用)を「ジコボウ」と呼ぶそうです。
ヲタ話(しかも長文)失礼しました。 〇丁乙
「千と千尋」の舞台のモデルと言われる建物って多いんですね、何処も見に行った事無いですけど・・・。
長野県富士見町にある地域振興施設「乙事亭(おっことてい)」に宮崎監督の色紙があります、「トトロ」の後、「もののけ」の構想を練っていた頃の物の様です。そこの蕎麦が美味しくて、新蕎麦の時期(11月初旬)には毎年のように妻と食べに行きます。
―余談―
「もののけ」に「ジコ坊」なるキャラがいましたが、長野県では「ハナイグチ」という茸(食用)を「ジコボウ」と呼ぶそうです。
ヲタ話(しかも長文)失礼しました。 〇丁乙
Posted by まろ at 2018年04月08日 14:54